COVID-19 見えない出口と胸打つ光景

コロナヴィールス禍世界で感染者(すべての感染者が発症するわけではないものの)は既ににその総数は600千人を超える状況になっています。イタリア公営TVRAI

の伝えるところでは最も感染拡大が急速で大きかったLombardia(ロンバルディーア)

地方で感染の速度と感染者数増が少しずつ遅くなっているとのことですが出口が見えてきた言う水準ではありません。イタリアでは感染拡大防止にさらなる措置が発表されまして国内旅行をする場合行く先.旅行目的.移動手段.滞在する施設.連絡手段を(多分警察でしょう)届け出ないといけなくなりました。きわめて厳しい外出制限が実施されていることから地方自治体では多分病弱や高齢で身体を動かし認められている食料医薬品医療用品など購入のための外出が意のままに出来ない人たちを対象でしょうこうした生活

必需品を包みにして必要とする家庭に配布することになりました。これは政府の決定です。

ここで知っておいて頂きたいことがあります.日本ではラディオや印刷された報道手段で

イタリアのxx市ではと言った表現が常に取られますがイタリアに限らずヨーロッパの大概の国では人口規模により自治体を市町村と規定する概念は存在しません。イタリアでは憲法第1条でイタリアは国体を共和国とすると定め第5項第114条で共和国はRegione,

ProvinciaそしてComuneに分けられると定めています。もう50年くらいは前になりますか人口29人のComuneがありました。これで一つの自治体だったのです。ヨーロッパへ

行ってそもそもここxx市ではと日本を持ち込んでも話が通じなくなります。

コロナ禍ヨーロッパでイタリアに次ぎ感染者の多い国がスペインです。ここでも死者

の数は増え続けていますが厳しい外出規制と人々が集まることを禁じる命令で教会で

家族近親者が死者を神の国へ送り届けるという人生最後の儀式すら執り行えなくなっています。スペインのTVで放映された画像では霊柩車に乗せられ墓地ついても家族もいない中その死者が属していた教会の司祭が唯一人それを出迎え車の後ろ扉が開かれ棺が

すこし外に出されるとそれに向かって祈りを捧げ深々と頭を下げる姿は誠に胸を打つ

物がありました。