Covid 19 の影響

復活祭も終わり欧州は暦の春から社会生活面でも春になりましたが例年なら市中には人が出てきたり内外国の観光客が街をにぎわせます。今年はしかし様子が全然違うわけです。原因は言わずと知れたCovid-19による各国の厳しい外出制限(罰則付き)の故です。夏になるとオーストリア.ドイツ.スイス.イタリア【こちらは5月】フランスなどで芸術祭や音楽ショウが数多く開催され夏野の経済活動の人っつになっています。欧州の芸術際の中でとりわけ有名で世界中から人が訪れると言っていい催しが

オーストリアSalzburgのSalzburger Festspieleで今年で100周年になります。今年はコロナヴィールスのお陰で開催が危ぶまれてます。昨日(17/05)政府の文化担当長官的な高官の発表では大規模な催事は8月末日まで開催しないよう要請が出ました。Festspiele協会

は開催/不開催は5月30日までに発表するとしていますが人と人との間隔が非常に密になる会場あるいは例えばオーケストラ団員同士の距離(1米以上なんて不可能)の接近から現実には開催は困難でしょう。

話しが飛びますが中国は世界経済の中で中心的役割を果たすべしの戦略から一帯一路構想を進めギリシャやイタリアの港湾の運営を手中に収めました。これには多額の投資が必要だったわけですがこの武漢発偉大的疫病先生はごく短時間で世界を席巻してしまいました.しかも中国政府は別に投資を行わず中国の存在を焼き付けたのですから皮肉な

結果となりました。

コロナ禍が拡大する中欧州にはもう一つの危険があります.それはシリア内戦の結果

国外に逃れる人たちが欧州に押し寄せている事態です.現在ギリシャ流入が食い止められていますが人身売買業者たちはあの手この手で網をかいくぐりシリア人.アフガニスタン人.シリア内戦とは何の関係もないアフリカ人やパキスタン人を大勢欧州へ送り出してきます。欧州を貫流するドナウ川ですが一昨日こうした人たちを乗せてドナウ川を使い欧州内陸へ向かっていたゴムボートが転覆してかなりの人は救助されましたが溺死したり負傷したりしました。通常不法入国を試みる人たちはバルカンルートと呼ばれる

セルビアを抜けてハンガリーに到達し人身買受業者の手で欧州内に散らばっていきます.

これに業を煮やしたハンガリーセルビアとの国境を閉鎖しているためドナウ川を利用しようとして事故にあいました。